いぬの病院バウバウ便り 〜知っておきたい採尿方法!〜
愛犬のおしっこの色やニオイがいつもと違う!
病院に連れていきたいけど、おしっこはどう持っていくべき?どうしよう!?
なんて経験はありませんか?
今回は病院へおしっこを持参するための方法をいくつか紹介します。
状態の良いおしっこを持参すれば検査の精度が上がるので、ぜひ最後までお読みください。
まずは尿検査で間違いが起こってしまう採尿方法から確認しましょう。
これダメ!
①ペットシーツに吸収された尿
完全に✕ではなく△といったところです。
ペットシーツは基本的に白いので血尿が出た場合などにパッと見てわかりやすいです。
獣医師さんに “見せる為” であれば良い診察材料になります。
ところがいざ尿の成分を調べるとなった場合、完全に吸収されているので、絞り出すことは不可能です。
これダメ!
②道路や床に落ちた尿
道路や床には色んな汚れや雑菌がついています。汚れがたくさん混じった尿では、正確な検査はできません。
これダメ!
③数日前の尿
異変があったときの尿を取っておき、数日後に病院へ持参した場合、尿の成分が大きく変化している可能性が高く正確な検査ができません。
採尿したときはできる限り当日中に病院へ持っていきましょう。
★採尿してから6時間以内がベストです。
また持ってくるまでの間は 冷蔵庫や保冷バッグ で保管しましょう。
当日採尿が難しそうだと分かっている場合は、予備として前日の夜に採尿しておき、冷蔵庫に保管をしておく事もできます。
次は正しい採尿方法です。
★直接キャッチ法①
清潔な紙皿や蓋付きの使い捨て容器で排泄中の尿をキャッチする。
POINT!
使用前の入れ物はきれいにしてください。
ホコリをかぶっていたりすると正確な検査ができません。
1回の排泄量が少なかったり、歩きながら排泄してしまう子におすすめです。
大きな容器であるほど取りこぼしにくいです。
蓋付きの入れ物であればそのまま蓋をしてください。市販の醤油さしのような入れ物で吸い上げると持ち運びしやすいです。
★直接キャッチ法②
ウロキャッチーで直接取る。
ウロキャッチーとは採尿用に作られたスティック型の採尿キットです。
当院で取り扱いしていますので、検査希望で必要な方はご連絡ください。
テープ側が開け口になっているので、そこからスポンジと持ち手を少しだして使用します。
採尿キットのスポンジ面を直接尿に当てるように構え、排尿中のおしっこを白いスポンジ部分がすべて染まるくらいまで吸い取ります。
写真のようにスポンジの元の白い部分が無くなり、傾けて少したわむくらいがベストです。
袋に収納したときに、スポンジが硬かったり、スポンジ部分に点々とついているだけでは検査はできません。
袋に入れるときは持ち手側から入れてください。
はじめからついていたテープで封をし準備完了です。
★直接採尿に自信がない方向け
ワンちゃんがお皿やウロキャッチーを警戒してしまうことがあるので、その場合は以下の方法を試してみてください。
“新品” の裏返したペットシーツに排尿させます。
一度地面に接した裏面は汚れや雑菌が付着しているのでオススメしません。
方法① ペットシーツに落ちた尿を醤油さしなどで吸い上げます。
方法② ウロキャッチーの白いスポンジ部分が全て染まり、少したわむくらいまで吸わせます。
持参方法
検体の入れ物に名前を書く。
採尿時間も書いていればなお良いです。
家で採尿した場合は保冷バックに入れて病院へご持参ください。
病院へ行くお散歩途中に採尿した方はそのままご持参ください。
いかがでしたか?
「血尿が出たけどどうすればいいんだろう…」「尿結石が気になるから定期的に検査したいなぁ」など、いざ検査が必要になった時あわててしまわないように、お時間があるときに採尿の練習をしてみてください。
《清潔!新鮮!保冷!スピーディーに病院へ!》
が重要です。
ぜひ覚えておいてくださいね。
いぬの病院バウバウ
医事主任 林幸美
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